2004年のテニス・グランドスラム3大会に立ち会わせてもらい痛感したのは、「予想していた以上に、テニスは面白い!!」ということ。最後のWOWOWのオンエアーでも触れましたが、100年以上の歴史を持つメジャートーナメントが存在するのは、テニスかゴルフくらい。経済大国といわれて久しい日本国内にあっても、スポーツイベントの継続が危ぶまれている昨今、グランドスラム大会の伝統、観客の落ち着き、そこでプレーする選手たちの圧倒されるような存在感、そのすべての理由は積み上げてきた歴史にあるように思います。
なのに、関係者は口をそろえてこうおっしゃいます。「テニスは人気がいまひとつで・・・」と。そこで私は毎回、首を傾げてしまうのです。なぜ?と。全豪の後だったでしょうか。テニスとは無縁の、ある音楽番組の放送作家が言いました。「テニス界、何か異変が起きているの?」。スポーツ嫌いの友人が、WOWOWの放送をみて言いました。「ルールもなにもわからないけど、テニスプレーヤーってかっこいいよね」。そうなんです。無限の魅力が詰まったテニスという“ソフト”に、スポーツファン以外の人たちでさえ、もう気づき始めているのです。日本でのテニス人気再来の足音が聞こえているのは、私だけではないはずです。 |